「You cannot see the wood for the trees. :木を見て森を見ず」の戒めは私たちの研究にも当てはまります。
感染症をコントロール(診断・治療・予防)するために、私たちは病原微生物を識ろうとしています。
See the infectious diseases through the pathogens! が私たちの研究モットーです。
具体的な研究テーマとして、
- インフルエンザウイルス病原性の分子機構解明に関する研究
- 生体内ウイルス集団(Virome)の感染動態に関する研究
- 感染症のメタゲノム研究
に取り組んでいます。
また、新しい感染症診断・予防法の開発研究も行っています。
"ウイルス"は1mmの1万分の1程度の本当に小さな粒子です。
そのままでは増えもしなければ何の物質も産生しません。
しかしながら一度"細胞"の中へ入ると、圧倒的な勢いで自己複製・タンパク質合成を行い、子孫となるウイルス粒子を大量に産生し、細胞外へと飛び出します。
そこには倍々で増える"細胞=生物"の複製ルールは当てはまりません。
さらに"RNA"を遺伝子情報として持つものが多くあり、AIDSの原因となるHIVやインフルエンザウイルスがその中に含まれます。
一つのウイルス粒子が「どの生物のどの細胞に侵入し、どんな物質を産生し、どのように拡がっていくか」で、そのウイルスと生物との関係が決まります。

- 2018年12月07日11月の学会参加
- 2018年11月26日投稿論文の掲載のお知らせ
- 2018年11月19日JSPS研究拠点形成事業 (B.アジア・アフリカ学術基盤形成型)第3回Scientific Seminar開催
- 2018年11月16日10月の学会参加
- 2018年09月18日9月の学会参加