ごあいさつ

 京都府立医科大学では、1960年頃より形成外科の診療をいろいろな診療科で行っていましたが、2000年4月に形成外科が新設され独立して診療を開始しました。2016年からは初代の西野病院教授にかわり、わたくしが診療の責任者として引き継いでいます。

 形成外科とは、生まれつき、あるいは生活していくうちに自然と生じた体表のかたちの変化・変形や機能障害に対して、外科手術を中心とした治療を行うことによってそれらを回復させ、人間生活の質を高めていくことを目指している、外科系医学の一分野のことです。
 診療にあたっては、患者の安全を守りつつ、人間生活の質をさらに高められるよう努力していきます。研究については、革新的な技術の創出による、新しい治療を探求しています。教育については、医学部学生だけにとどまらず、研修医もふくめて臨床orientedな指導を行い、関連病院群の指導医と共に社会に貢献できる人間の育成につとめています。

 われわれは、人間の持つ変形や機能障害に対して、最善にできることは何かということを常に考えて診療にあたっています。既存の医療で解決不可能な課題に対しては、新しい概念や技術の導入を積極的に行い、革新的な医療を作り出したいと考えています。新しい医学に好奇心をもった医師を多く生み出し、人間社会への福音となるよう、たゆむことなく努力をしてまいります。
 みなさま方のさらなるご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2016年4月

形成外科 准教授
沼尻 敏明