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  ◆松本仁介氏医学振興基金より受け入れた図書館蔵書の紹介

  図書館では、毎年公益財団法人京都府医学振興会(松本仁介氏基金)から、医学の歴史研究に
役立つ古医書を貴重なコレクションとして受け入れしています。
このページでは、このコレクションの一部を紹介し、その内容をわかりやすく説明していきます。
解説は本学人文・社会科学教室准教授 八木聖弥先生にお願いしています。
(内容は順次増やしていく予定です)


 
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(2012年受入分)

2013年受入分リスト

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(2014年受入分)

             
 

【内科秘録】元治元年(1864)刊 OPAC 画像(抜粋)    

    本間棗軒著。14冊(14巻)。棗軒は常陸国に生まれ、原南陽に入門したのち杉田立卿に蘭学を学んだ。京都では太田錦城に経義を教わり、さらに華岡青洲やシーボルトにも師事するなど、蘭漢折衷医学を身につけた。わが国ではじめて脱疽患者に対して下肢切断術を行ったほか、乳癌の手術や膀胱結石摘出術でも名高い。これら外科疾患については『瘍科秘録』および『続瘍科秘録』の著がある。本書は内科疾患に関するもので、多くの彩色図版を入れている。治療に際しては一派に拘泥してはいけないとする一方で、みずから改正して実践すべきであるとも説いている。  
  【蘭説弁惑】寛政11年(1799)刊 OPAC 画像(抜粋)
    大槻玄沢述、有馬文仲記。2冊(2巻)。文仲は福知山藩主朽木昌綱の藩医で、昌綱もまた蘭癖大名といわれた。本書はオランダに関することがらを46項目あげ、絵を交えて説明する。たとえば、<「あるへいと」は、右にいふ払郎察(フランス)といふ国語にて、砂糖の事なり、本名「あるへいとむ」といふの転ぜるなり、「かすていら」は本名「かすている、ぶろふど」なり、「かすている」は城の事、「ぶろふど」は右にいふ「ぱん」の事、よく久しきに耐へるもの故、もと軍陣長旅などの時用るものといふ>と述べる。当時、珍奇なものはオランダの名を冠して利を得る風潮があったので、これをただすために著したという。  
   
         
   
   
         
   
             
             

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