久保教授よりご挨拶

京都府立医科大学整形外科のホームページにようこそ

京都府立医科大学は1872(明治5)年に京都東山の山麓、粟田口青蓮院において療病院として診療と医学研究を開始しました。わが国でも最も古い医科大学のひとつで、140年の歴史を誇ります。

整形外科学教室は1949(昭和24)年に開設され、初代 来須正男教授が就任いたしました。以来、第2代 諸富武文教授、第3代 榊田喜三郎教授、第4代 平澤泰介教授と受け継がれ、2002(平成14)年に私が第5代教授として就任いたしました。診療、教育、研究の3本の柱をバランスよく備えた人材育成に取り組んでまいりました。

高度な専門性を実現した診療体制

整形外科は新生児から高齢者までの幅広い年齢層を対象として、運動器の障害を取り扱う診療科です。加齢、変性、先天性疾患、骨軟部腫瘍、関節リウマチから、外傷やスポーツ障害まで病因は多岐にわたります。多様化する疾患と患者のニーズに対し、12の専門クリニックが互いに連携しながら質の高い診療と臨床研究を行っています。2014(平成26)年からは、小児整形外科センターとリウマチセンターを開設し、さらに高度な専門性を実現しています。

充実した教育システム

学部教育、卒後教育、大学院教育を充実させることを教室の重点課題としています。特に卒後教育においては、専門医取得や大学院進学を含めた生涯教育をテーマとして教育システムの構築に尽力してまいりました。200名を超える教室員と京都府を中心とした約40の関連病院からなる整形外科教室では、豊富な症例と高い専門性をもつ指導医のもと、質の高い卒後研修を受けることができます。また会員が500名を超える同門会と整形外科教室が一体となり、教室員が国内・国外における学会発表や、海外留学などを経験できるようサポートしています。

世界トップレベルの基礎研究

各専門クリニックの分野においては、臨床への応用を念頭に置いた最先端の基礎研究に取り組んでおります。骨、軟骨、滑膜、神経、筋組織における分子生物学的研究および画像解析は世界でもトップレベルにあり、再生医療への応用、新規診断法や新規治療法の開発を目指しています。これらの研究成果は、若手医師が中心となって年間300回近くの国内外における発表、年間で30本を超える原著英論文を学術雑誌掲載で公表しており、高い評価を受けています。

本教室において診療、教育、研究の3本の柱による充実した研修期間をすごした医師は、地域の医療において最良の医療を提供し、社会に貢献できると考えています。一人でも多くの若い力を加え、近未来の整形外科医療を一緒に築いていけることを切に望んでいます。