お問い合わせ

京都府立医科大学生理学教室
統合生理学部門

京都府京都市上京区河原町通広小路
上ル梶井町465 基礎医学学舎6階

TEL: 075-251-5313(教授室)
075-251-5312(教室)
FAX: 075-241-1499

詳細

eyecatch

ライフスタイル生涯健康医学としての『体内時計』研究

体内時計(概日時計)
   地球の自転周期を計り、朝や夜が来ることを予測し、前もって生体機能を能動的に変化させることで環境変化に適応させるための生物装置。これが24時間周期の体内時計なのです。つまり、概日(おおよそ1日)時計とも呼ばれる体内時計の役割は、生体機能を地球の自転周期に伴う環境変化に同調適応させる「チューニング機構」です。例えば、ヒトにおいて体内時計は、睡眠リズムのみならず、自律神経系、内分泌系、循環器系、消化器系、免疫系など多くの生理機能を、それぞれに最適なタイミングで働くよう制御しています。私たちの研究室では、地球の運動の法則(宇宙の法則!)を生体内に取り込み同化させ、環境周期に様々な生命機能を適応させる基本的な生体制御原理としての体内時計の仕組みの解明を目指しています。

24時間社会を生きる!生涯にわたる健康を支える『概日リズム』
   近年、グローバル社会となって自然の摂理に合わせた規則正しい生活を続けることが難しい状況になってきているように思います。労働者人口の約2割に迫る1000万人以上が深夜勤務を含む交代制勤務に従事しているとする統計もあります。また、夜中でも光に満ち溢れている街や、スマホやタブレットなどの普及で夜中まで明るい画面を見ていることも、今や当たり前です。このような現代社会においては、規則正しい生活や早寝早起きといった、当たり前の生活環境を保つことも難しくなっているのではないでしょうか。このような現代社会の中で、本来、地球の自転周期へのチューニング機構として進化してきた「体内時計」が生み出す概日リズムと生活リズムのミスマッチが、様々な健康問題や疾患リスクの上昇につながっている可能性が指摘されています。
 しかし、単に「規則正しい生活をしましょう」「早寝早起きをしましょう」としか言えないようでは社会の要請に応えることにはなりません。体内時計を地球環境との関係性からその原理を理解し、現代のグローバル社会における健康課題の解決を目指す。私たちはこのような学問分野を「ライフスタイル生涯健康医学」と名付け、臨床医学との連携によって社会に届く基礎医学研究を実現します。
 

ニュース

  • 大学院生募集中!!!
  • 2017/11   大学院生だった國本さんの論文(Scientific Reports, 2016)が、
            本学整形外科来栖賞に選ばれました。おめでとうございます!
  • 2017/10   大学院生の久冨さんが、第24回日本時間生物学会学術大会において、優秀ポスター賞を受賞
           しました。演題名は、「長期クロニックジェットラグ条件に曝露したマウスにおける視交叉上
           核の発光リズム:概日リズムのマウスコホート研究の試み」です。おめでとうございます!!
  • 2017/10   Sleep and Biological Rhythms誌に論文が掲載されました。論文はこちら
            異なる明暗環境シフト条件下でマウスを長期間飼育し、その影響を観察した「マウスコホー
           ト研究」の挑戦です。
            これまで3年以上にわたって模索を続けてきた、現実社会に向き合ったリバース・トランス
           レーショナル研究の第一報になります。
            今後、より体系的な研究を進めることの重要性が示されました。
  • 2017/08   梅村助教と小池講師の論文がProc. Natl. Acad. Sci. USA.に掲載されました
  • 2017/08   大学院生の原将之さんの論文が、Scientific Reportsに掲載されました。
  • 2017/05   大学院生の原将之さんが、第60回日本腎臓学会学術総会において、総会長奨励賞を受賞しました。おめでとうございます!
  • 2017/04   大学院生の大橋さんが、米国癌学会(AACR2017)で発表しました。大橋さんの演題が、Mini-Symposium Presenterに選出されました!おめでとうございます!
  • 2017/03   留学生のTess Grietenさんが、第12回環境生理学プレコングレスで口頭発表をしました!
  • 2016/09   Tess Grietenさんが短期留学に来ました。
  • 2016/07   今年の基礎配属研究の発表会が無事に終了しました。素晴らしい発表でした。とても賑やかで楽しい1ヶ月半でした。
  • 2016/06   オランダ・マーストリヒト大学からの留学生、Vijnand Buijsさんが無事に修士号を取得し、帰国しました。本当におめでとうございます!
  • 2016/04   歯科から小野さんが大学院生として新たに加わりました。頑張ってください!
  • 2016/03   大学院生の國本さんの論文が、Scientific Reportsに掲載されました。マウス骨折治療モデルを用いた骨折治癒過程でみられる軟骨組織に明瞭な概日時計のリズムが観察されることを示した論文です。
  • 2016/02   土谷講師の論文が Journal of Biological rhythmsに掲載されました。CRISPR/Cas9法による多重時計遺伝子欠損ES細胞株を用いた研究成果です。
  • 2015/12   土谷講師の論文がGenes to Cellsに掲載されました。MeCP2欠損と概日リズムの関係について解析した論文です。
  • 2015/10/23   第30回日本整形外科学会基礎学術集会にて、大学院生の細川俊浩さんが、優秀演題賞を 受賞しました。おめでとうございます!
  • 2015/10/14   八木田教授が、京都府立洛北高等学校で講演しました。
  • 2015/10/13   八木田教授が、京都府SKYシニア大学で講演しました。
  • 2015/10/12   八木田教授が、亀岡市健康いきいきライフUPセミナーで講演しました。
  • 2015/09/16   オランダ、マーストリヒト大学の大学院生が10ヶ月間の予定で短期留学に来ました。
  • 2015/07/15   京都府立園部高校の生徒さんがラボを訪問。 「研究者に聴く」というプログラムの一環で         す。医学研究について、また、当教室の研究について、八木田教授の熱い話を熱心に聞いて         くれました。
  • 2015/07/15   研究テーマのページを更新しました。
  • 2015/04/18   八木田和弘教授と梅村康浩助教が、京都府公立大学法人による功績表彰をされました。
  • 2015/06/19   八木田和弘教授が、リビング京都4月18日号に記事作成協力をしました。
  • 2015/04/18   八木田和弘教授が、リビング京都4月18日号に記事作成協力をしました。
  • 2015/02/03   梅村康浩助教が「第25回京都府立医科大学学友会青蓮賞」を受賞しました。

ニュース一覧