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消化器の病気・食道

 食道は口腔と胃をつなぐ役割を果たしますが、単にパイプとしての機能だけでなく、食物がスムースに送られるようなぜん動運動を持ちますから逆立ちしながら食事をしても食物はちゃんと胃に運ばれます。

 

 

 

食道

食道裂孔ヘルニア・逆流性食道炎

 

 食道と胃の境界付近の筋肉がゆるんで、胃が上につり上がったようになった状態を食道裂孔ヘルニアと言います。胃液や食べた食物が食道に逆流しやすくなり、げっぷが出やすいとか、あるいは食道の炎症からくる胸やけ、胸痛といった症状を訴えるようになります。老化にともない、中年以降のかたではかなりの割合で食道裂孔ヘルニアがみられますが、手術が必要なほど進行する方はまれで、多くは制酸剤や粘膜保護剤の服用で症状は軽快します。

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食道静脈瘤

 

 進行した肝硬変の患者さんでは、固くなった肝臓に血液が流れにくくなり、食道の静脈に迂回して流れるようになります。食道の静脈は本来そんな多量の血液が流れるようにはできていませんから、迂回した血液量が多くなると風船のようにふくらんで、時に破裂して大出血します。石原裕次郎さんがこの食道静脈瘤破裂で亡くなったことは皆さんの記憶にも残っておられることと思います。原因となる肝硬変は治療することが非常に困難ですから、もし破れそうな食道静脈瘤がみつかったら内視鏡をつかってふくらんだ静脈をつぶしたり、手術で食道への血流を遮断したりします。最近では内視鏡の治療が進歩して、大出血をおこす患者さんの数は激減しました。

 

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食道癌

 

 食道は心臓や大動脈など重要臓器のおさまる縦隔という部位にあり、以前は消化器の癌のうちでももっとも治療が困難な癌の一つでしたが、検査方法の進歩による早期発見や手術の進歩で完治される方もとても多くなってきました。手術は非常に大がかりになりますが、最近ではごく早期のものは内視鏡で切除可能になってきましたし、抗癌剤や放射線の治療もめざましい進歩を遂げています。度の強いお酒をたくさん飲む人やヘビースモーカーの方は発癌の危険性が高くなるといわれています。もし食物がつかえる、とか飲食の際にしみる感じがするといった症状があったら、すぐに専門医に御相談ください。

 

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